私の住む愛南町は日本でも有名なヒオウギ貝の産地です。
愛南町は、水温などのヒオウギ貝がよく育つ環境にあるらしく、愛南町の中でも由良半島が有名な産地となっています。
ヒオウギ貝は、ホタテよりも甘みのある美味しい味も特徴ですが、もう一つ大きな特徴があります。
それは色鮮やかな貝殻です。
- オレンジ
- 赤
- 黄
- 紫
など、美しい色の貝殻が特徴です。
私も、年に何度かいただくことがあり、味はもちろんですが、その貝殻の美しさに感動します。
そんなきれいな貝殻をもつヒオウギ貝ですが、なぜ、このような鮮やかな色の貝殻を持っているのでしょうか?
色が鮮やかすぎて、敵に見つかりやすくなるのではないかと思ってしまいます。
鮮やかな色が保護色になる
ヒオウギ貝は南の暖かい地域に生息する貝です。
温かい海域では、カラフルなサンゴ礁が多く生息します。
そのため、熱帯魚のようなカラフルな色の魚が多いようにカラフルな貝殻を持つことで、それが保護色になるともいわれています。
が、実際のところは
「よくわかっていない」
そうです。
二枚貝は成長に合わせて殻を外側(ちょうつがいと反対側)へ向けて継ぎ足していく方法で大きくなりますので、貝殻が作られるときに体内から分泌される色素の物質によって色がつくのだろうと考えられます。
養殖する貝、例えばサザエやアワビはエサを与えて育てますが、これらは天然ものと殻の色が違います。
これらの“逃げたもの”は天然ものと同じ色合いになるそうですので、食べ物が影響しているのだろうことは予想できますね。
という見方をしている人もいます。
が、実際はどうなのかわかりませんね。
ヒオウギ貝を使った工作
そんな鮮やかな色の貝殻ですが、食べたあとは捨てています。
そのときにいつも思うのは
「このきれいな色の貝殻で、器用な人は様々な工作をして利用できるんだろうなあ」
ということです。
ゆらり内海では、ヒオウギ貝の貝殻を使った工作物を展示販売しています。
このようなライトがあれば、お部屋の雰囲気も変わってくるでしょうし、このようなライトを作るのも楽しい時間となるでしょう。
ゆらり内海では、海のものや漂流物などから作るシーボンアートと言われる美術品を工作する教室も開かれています。
もちろんヒオウギ貝の貝殻も使われることでしょう。
子供の地域活動などで、このシーボンアート教室が使われることもあります。
家族で、世界に一つの工作物を作るのにもおすすめの教室と言えるでしょう。
詳しいことは、ゆらり内海に連絡して聞いてみるといいでしょう。
ヒオウギ貝の磨き方
ヒオウギ貝は海の中では、フジツボやカルシウムなどの付着物がついています。
製品として出荷されるときは、洗浄してきれいな状態になって出荷されています。
それでもまだ取り切れていない付着物があります。
特に溝の部分についていることが多く、もしヒオウギ貝の貝殻で工作などをするのであれば、それらを取り除く必要があるでしょう。
溝の付着物を千枚通しやドライバーなどを使って、取り除いていくことになります。
それで、ほぼきれいになるのですが、完璧を目指すのであれば次亜塩素酸ソーダに浸けて、溶かしていくことになるでしょう。
また、貝殻を購入するという手もあります。
愛南町では、ふるさと納税でもヒオウギ貝をもらうことができます。
ぜひ、愛南町へのふるさと納税をして、ヒオウギ貝をゲットし、家族で食べたあとは、貝殻で記念のものを作ってみてください。
愛南町ではヒオウギ貝だけではなく
- 全身トロといわれる伊予の媛貴海
- 地元でしか食べられないびやびやかつお
などもあります。
ぜひ愛南町へお越しください。