手をほぼ動かすことなく瓦を割る寸勁。
瓦から手を離して掌底で割っている人もいますが、あれは寸勁ではなく掌底打ちでしょう。
寸勁は、体重や体の捻りの力を掌底に集中させて瓦に与えることで、瓦が割れていきます。
瓦割りの中でも最も難しい割り方ではないでしょうか?
そこで、寸勁瓦割りをしたことがない人向けに、コツを紹介いたします。
寸勁瓦割りのコツ
- 掌を瓦の上に置き、掌底が瓦の真ん中に当たるようにしておきます。
掌底は少し浮かしておくと、瓦に衝撃が加わりやすくなるでしょう。 - 肘は完全に伸ばしてロックした状態にしておきます。
一本の棒のようにするわけです。 - 肩の関節は軽く後ろに引いておきます。
- 前かがみになり、瓦に体重が乗るような体勢を作っておきます。
- その体勢からほんの少し重心を上げます。
- 瓦に置いている手の方向に身体を少し捻ります。
- 上がった重心を降ろす瞬間に、瓦に当てている手とは反対方向に体を捻り、引いていた肩関節を前に出して、掌底で瓦に衝撃を加えます。
体重と捻りの力を利用するイメージです。
瓦割り用の瓦を使う
試し割りのときには、瓦割り用の瓦を使います。
真ん中に切れ目が入っていて割りやすく、のし瓦といわれる実際に建築に使われる瓦です。
通常の瓦は、非常に固く割りにくいです。
やはり、試し割りはショー的な要素がありますので、割りにくいものを割っての自己満足より、割りやすいものを使って成功させるほうがいいでしょう。
試し割り用の瓦はこちらで購入することができます。
試し割りはコツを知ることが重要
体の使い方やタイミングが難しいので、初心者は難しいかもしれません。
しかしコツを知って練習することで、数枚はすぐに割れるようになります。
これは、寸頸割りだけではありません。
他の試し割りの
- 瓦割り
- バット折り
- ブロック割り
にもいえることです。
これらのコツや詳しい内容はこちらをご覧ください。
空手初心者でもできるバット折りのコツとは?スネの鍛え方や準備するものとは?
本物の瓦を割ることは?試割り用の瓦の違いは?
本物の瓦を割っている動画がこちらです。
極真空手世界チャンピオンですので割りましたが、やはり試割り用の瓦とは、ずいぶん違うようです。
ぜひご覧ください。