大胸筋下部と上腕三頭筋を鍛える上で、強い負荷と刺激を与えられるトレーニング種目のディップス。
トレーニング上級者で、ディップスを取り入れている人も多くいます。
しかしディップスのトレーニングをするには、ディップススタンドが必要になります。
宅トレなどのホームトレーニーは、ディップススタンドを持っていない人もいるでしょう。
そこでよく紹介されているトレーニングがあります。
それが、
- 椅子を使ったチェアーディップス
です。
椅子の背もたれを使ったチェアーディップス
どこの家庭にでもある、椅子の背もたれを使ったディップスです。
背もたれを向かい合わせて、その背もたれをスタンド代わりにするのです。
自宅にあるものでできますし、手幅なども自由に変えられますので、やっている人も多いのではないでしょうか?
しかし、これには大きな危険が伴います。
怪我をする可能性も高い行為です。
その危険性を紹介していきます。
椅子の背もたれを使ったディップスの危険
椅子の背もたれを使ったディップスは、できないわけではありませんが、危険を伴います。
バランスを崩す
椅子というのは通常、座面に重さがかかることで安定するように作られています。
背もたれ部分に力が加わることを想定していません。
背もたれに少し横から力を加えると、椅子は倒れてしまいます。
チェアーディップスを行う場合、筋力のあるうちは垂直方向に力が加わり、安定した状態にあります。
しかし限界に近づいてくると、力の方向が乱れます。
そうなると、椅子が傾く可能性が非常に高いのです。
少しでも傾くと、バランスを崩してケガにつながるでしょう。
また、バランスを崩してしまうと思うと、限界までトレーニングを続けることは難しくなります。
トレーニングのパフォーマンスが落ちるのです。
怪我のリスクも高く、トレーニングのパフォーマンスも落ちるというデメリットがあるわけです。
椅子が壊れてしまう
座面は人間の体重がかかる想定で、丈夫に作られています。
しかし背もたれは、そのような想定をしていないため、ディップスの負荷に耐えられるよかどうかはわかりません。
耐えられるかもしれませんが、耐えられない椅子もあるでしょう。
もし耐えられない椅子で壊れてしまった場合は、ケガのリスクが非常に高くなります。
「壊れるかもしれない」
と考えていると、トレーニングにも集中ができないでしょう。
椅子の座面を使ったディップス
椅子を使ったチェアディップスでも、安全なやり方もあります。
それが座面を使ったディップスのやり方です。
この方法であれば、椅子が壊れてケガをするリスクは非常に低いです。
しかし、この方法にはデメリットがあります。
それは、座面が低い椅子の場合は、脚が床についてしまうことです。
できるだけ座面が高い椅子を使うようにしましょう。
宅トレでもディップススタンドを準備する
もし自宅でディップスをしたいのであれば、安全性やトレーニング効果のことも考えて、ディップススタンドを用意するようにしましょう。
ディップススタンドは、安いものなら5000円以下で購入することができます。
ディップススタンドを購入するならこちらがおすすめです。
また、チンニングスタンドと一体化されているものもあります。
それだけで、チンニングとディップスで、上半身の筋肉に十分な刺激を与えることができるでしょう。
もちろんディップスの負荷にも耐えられるように作られています。
安心して限界までトレーニングもできます。
それだけのメリットがありますので、購入してトレーニングするほうがいいのではないでしょうか?
チンニングスタンドを購入するならこちらがおすすめです。
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特にトレーニング初心者なら、ディップスとチンニングだけで、それなりの体は作ることができます。
おすすめですよ。
こちらも参考にしてみてください。
初心者はディップスの前傾姿勢を保つのが難しいです。
こちらにコツを紹介していますので、参考にしてみてください。
ディップスのやり方やコツ、ポイント、注意点はこちらで紹介しています。
参考にしてみてください。