ちょっと力に自信があれば、やってしまうのが腕相撲です。
子供から大人まで、誰もがテーブルや、床に寝ながら腕相撲をした経験があるのではないでしょうか?
しかし、意外と多いのが、腕相撲でのケガです。
しかも骨折という重症です。
腕相撲で骨が折れるとは想像しにくいものです。
しかし、頻繁には骨折しませんが、珍しいケースでもないようです。
ゲームセンターにある腕相撲のゲームでも、骨折のケガが報告されているほどです。
腕相撲での骨折は手術と入院が必要なこともある
腕相撲で骨折する場合、多いのが肩から肘にかけてある骨の
- 上腕骨の骨折
です。
腕相撲で負けそうになるときに体勢が悪く、そこに相手の力と自分の力が加わって、上腕骨に捻るような大きな力が加わります。
そこで骨折するのです。
ひねりながら骨折するので、骨が折れたときにズレるようになり、周辺の筋肉や神経を傷つけることになります。
そのため、ひどい場合には手術が必要にもなります。
全身麻酔での手術ですので、入院も必要になります。
腕相撲での骨折は後遺症が残ることもある
また治療が終わっても、痺れや麻痺などの後遺症が残ることもあります。
筋力が低下することもあり、日常生活にも支障が出ることもあります。
このように腕相撲は気軽にやってしまうのですが、骨折した場合はかなり深刻な事態になります。
また、自分が骨折してしまう場合も大変ですが、相手に骨折させてしまった場合も大変でしょう。
そうならないためにも、腕相撲をするときにはケガをしないように注意する事が重要です。
腕相撲で骨折を防ぐために注意すること
腕相撲で骨折する場面で多いのが、負けそうになったときに無理な体勢で力を入れることです。
無理な体勢というのは、
- 手が肩の外側に出た状態
です。
体が開いて手だけが倒されているような状態です。
この状態で力が加わると、骨折などのケガが起こります。
これを防ぐには、
- 拳が両肩の間に収まるようにする
ことです。
拳が両肩の間にあるようにするには、
- 拳から目をそらさない
ことです。
腕相撲の骨折リスクはゼロにはならない
初心者で多いのが、目と体が倒す方向を向いて、手がそれについていっていないことです。
そうならないようにするには、拳を常に見るようにし、負けそうになったときにも、体を倒された方向に倒して、常に拳が両肩の間にあるようにします。
また力の差があって、負けそうなときは、そこで粘らずに諦めて負けることも怪我を防ぐ上では重要なことです。
そうすることで、ケガの予防をすることができますが、それが理解できているアームレスリングの選手でさえ、骨折や怪我をすることがあります。
つまり、怪我のリスクをゼロにすることはできないということです。
それを理解した上で、注意して腕相撲を安全に行うようにしてください。