多くのスポーツで必要とされるジャンプ力。
- バレーボール
- バスケットボール
- サッカー
- 走り高跳び
- 走り幅跳び
- バドミントン
など、多くのスポーツでジャンプ力が必要になります。
ジャンプ力がついて高く飛べることで、パフォーマンスもアップしていきます。
そこで
- ジャンプ力を上げるために必要な筋肉とその筋トレ方法
を紹介いたします。
ジャンプ力に必要な筋肉
ジャンプをするときというのは
- 股関節
- 膝関節
- 足首
を曲げて体を沈み込ませ、その3つの関節を一気に伸ばすことで、高くジャンプできます。
その3つの関節を伸ばすために必要な筋肉が、ジャンプに必要な筋肉です。
股関節を伸ばすには
- 大殿筋(お尻の筋肉)
- ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)
膝関節を伸ばすには
- 大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)
足首を伸ばすには
- 下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)
です。
もちろん、ジャンプするときには腕を使ったり、体幹でバランスをとったりはしますが、主に使われる筋肉は、上に紹介した下半身の筋肉です。
ジャンプ力を上げる筋トレ方法
ジャンプに必要な筋肉がわかったら、それを鍛えていくことで、ジャンプ力は上がっていきます。
しかし、ジャンプに必要なのは筋力だけではありません。
筋力と
- 筋力を最大限発揮するまでのスピード
です。
いくら強い筋力があったとしても、それが3秒もかかって発揮されるとしたら、ジャンプはできないでしょう。
できるだけ短い時間で大きな筋力を発揮することで、高いジャンプが可能になります。
つまり、
- 筋力
- スピード
両方をつける筋トレが必要になるのです。
その筋トレ方法
- クイックリフト
- 自重トレーニング
を紹介いたします。
クイックリフト
下半身の筋力とスピードの両方を強化するのにおすすめの筋トレ方法が
- クイックリフト
になります。
どれも上半身を使ってバーベルを上げているように見えますが、実際は下半身の瞬発力を使ってウエイトを上げています。
クリーン
床からデッドリフトのようにバーベルを持ち上げ、一気に胸の前まで引き上げてキャッチするトレーニングです。
膝上から引き上げるハングクリーンというやり方もあり、スポーツをするのであれば、こちらのほうが安全でいいかと思います。
詳しいやり方は、こちらを参考にしてみてください。
自宅でバーベルを使ってするなら、ダンベルクリーンでトレーニングができます。
スナッチ
クリーンのようにウエイトを引き上げて、頭上でキャッチするトレーニングです。
こちらもハングから行うほうが、ケガのリスクが少なくておすすめです。
詳しいやり方はこちらをご覧ください。
ハイプル
クリーンの動作で最後に胸の前でキャッチはせずに、そのままウエイトを下ろすトレーニングです。
こちらはスナッチやクリーンと比べて、キャッチの動作がありませんので、難易度が低いトレーニングです。
難易度が低いからといって、効果が低いわけではなく、その分高重量が扱えますので、トレーニング効果は高いです。
詳しいやり方はこちらをご覧ください。
ジャーク
クリーンの胸の前でキャッチした状態から、もしくはバックスクワットの形から、一気に頭上までウエイトを押し上げるトレーニングです。
小さい動きで、大きな力を出すためにおすすめのトレーニングです。
バーベルだけでなく、ダンベルでもできますので、自宅のトレーニングとしてもおすすめです。
詳しいやり方はこちらをご覧ください。
自重トレーニング
バーベルやダンベルなどのウエイトがなくても、自重トレーニングでもジャンプ力を上げる筋トレはできます。
筋力が弱いうちは、この自重トレーニングからはじめて、筋力がついてきたら、ウエイトを持ってトレーニングしてもいいと思います。
ジャンピングスクワット
スクワットの動作にジャンプを加えたトレーニングです。
ボトムポジションから一気にジャンプするトレーニングです。
自重で負荷が軽くなってきたら、ウエイトを使ってトレーニングもできます。
バーベルは、背中や腰に大きな負荷がかかりますので、ダンベルがおすすめです。
詳しいやり方はこちらをご覧ください。
ジャンピングランジ
一歩脚を前に出してもとに戻すトレーニングのランジに、ジャンプを加えたトレーニングです。
脚が前後になりますので、バランス力も鍛えられるトレーニングです。
詳しいやり方はこちらをご覧ください。
ボックスジャンプ
ボックスや台などをおいて、ジャンプして跳び乗るトレーニングです。
ジャンプ力強化には、やはりジャンプが一番です。
ボックスの高さを目的とするのではなく、しっかりと
- 股関節
- 膝関節
- 足首
を伸ばしてトレーニングするようにしましょう。
詳しいやり方はこちらをご覧ください。
ジャンプ力を上げる筋トレは下半身の瞬発力も上がる
このようにジャンプ力を上げていくためのトレーニングをすることは、下半身の瞬発力を上げることにもなります。
ジャンプ力だけでなく、
- 走るスピード
- 瞬間的に動くスピード
がアップし、スポーツのパフォーマンスアップにもつながります。
スポーツをしている人は、普段のトレーニングに取り入れておきたいと筋トレです。
参考にしてみてください。