スクワットの動作にジャンプを加えるジャンピングスクワット。
自重でもスクワットよりも負荷がかかり、爆発的なパワーが身につきます。
このジャンピングスクワットを、さらに負荷をかける方法があります。
それがバーベルジャンピングスクワットです。
このバーベルジャンピングスクワットですが、私個人としては、あまりおすすめしません。
当然メリットがあるのですが、デメリットが大きいからです。
また、バーベルジャンピングスクワットで得られる効果は、他のトレーニングでデメリットを抑えながら得ることができるからです。
そこでバーベルジャンピングスクワットの
- メリット
- デメリット
と、
- 同じような効果の得られる他のトレーニング方法
を紹介いたします。
ジャンピングスクワットをバーベルを担いでするメリット
瞬発力が身につく
バーベルを担ぐことによって、脚には大きな負荷がかかるようになります。
この負荷がかかった状態でジャンプするわけです。
ジャンプするためには、爆発的なパワーが必要になります。
これは、自重でもいえることです。
自重にプラスしてウエイトを持ち上げる爆発的な瞬発力がなければ、ジャンピングスクワットを行えません。
股関節と膝を曲げておいて、それを一気に伸ばす速さと力の強さが瞬発力となります。
それをトレーニングしていくのがバーベルジャンピングスクワットです。
瞬発力、特にジャンプ力を身につけるには、いいトレーニングといえるでしょう。
ジャンピングスクワットをバーベルを担いでするデメリット
このようなメリットがあるのですが、デメリットもあります。
腰と股関節に大きな負担
これは通常のバーベルを担いで行うバックスクワットにもいえることですが、腰と股関節に大きな負担がかかります。
バーベルを担ぐということは、背骨に直接重りを乗せるようなものです。
これだけでも大きな負担がかかっています。
それに加えてジャンプして着地したときには、想像を超えるような負担が、腰と股関節にかかるようになります。
ケガのリスクが非常に高いといえるでしょう。
バランスを崩しやすい
ジャンプして空中にいるときは、地面に足がついていないため、バランスを取ることができません。
バランスを崩して着地すれば、
- 転倒する
- 一部の関節や筋肉に大きな負担がかかる
ということが起こります。
バランスを取ろうとして、体幹が鍛えられるということはあるかもしれませんが、それ以上に怪我のリスクが高いでしょう。
瞬発力やジャンプ力をつけるトレーニング方法
このようなデメリットを考えると、バーベルを担いだジャンピングスクワットは、しないほうがいいのではないでしょうか?
瞬発力やジャンプ力をつけるトレーニングは、他にもあります。
バーベルジャンピングスクワットよりも、おすすめの方法ですので、紹介いたします。
ダンベルジャンピングスクワット
もし、ジャンピングスクワットに、負荷をかけてしたいというのであれば、ダンベルを使ったジャンピングスクワットです。
バーベルを担がない分、背骨への負担は低くなります。
また、両手にダンベルを持って、着地のときにダンベルを床につけますので、バランスを崩すリスクも少ないです。
クイックリフト
パワーリフティングの種目の
- クリーン&ジャーク
- スナッチ
などのクイックリフトは、瞬発力をつけるためには、非常にオススメのトレーニングです。
パワーリフターのジャンプ力や走る速さは、他のスポーツ選手よりもずば抜けていると言われています。
それは、このクイックリフトのトレーニングをしているからです。
ケガのリスクを抑えたクイックリフトのトレーニングもありますので、そちらがオススメでしょう。
ぜひ、試してみてください。
ハングクリーン
ダンベルジャーク
マッスルスナッチ
ハイプル
ジャンプ力をアップさせる具体的な筋トレ方法はこちらを参考にしてみてください。