年令を重ねてくると、ちょっとした段差でつまずくようになります。
- カーペットのふち
- 座布団
- 敷居
- アスファルトの継ぎ目
このような、段差ともいえないようなところでつまずいてしまうのです。
ひどくなると、段差がない、なにもないようなところでもつまずくこともあります。
つまずくだけならいいのですが、転倒して骨折などをしてしまうと、そのご寝たきりになってしまうケースもあるでしょう。
若いときには、つまずくことがなかったのに、
なぜ、ちょっとした段差でつまずくようになるのでしょうか?
その原因と予防方法を紹介いたします。
ちょっとした段差でつまずく原因と予防方法
腸腰筋(大腰筋)や脚の筋力の低下
歩くときに股関節から脚を上げて歩きます。
その脚を上げる筋肉が大腰筋です。
その大腰筋が弱ってくると、脚が上がらずに、すり足に近いような歩き方になってしまいます。
大腰筋だけでなく、脚全体の筋肉も弱ってきます。
脚の筋肉は30代の頃から、1年に1%減少するといわれています。
60代や70代になると、若い頃より30%から40%も、脚の筋肉が減少しているのです。
これでは、歩くときに脚が上がらなくなるのは当然です。
脚が上がっていないので、少しの段差でつまずいてしまうのです。
腸腰筋(大腰筋)や脚の筋力の低下の予防方法
大腰筋のトレーニング
レッグレイズ
- 床に寝転がります。
- 脚を垂直まで上げていきます。
- 床に着く直前まで下げていきます。
- これを繰り返します。
脚全体のトレーニング
スクワット
- 足を肩幅に広げます。
- 太腿が床と平行になるまで腰を落としていきます。
- もとに戻します。
- これを繰り返していきます。
前脛骨筋の低下
ふくらはぎとは反対側の、スネの方に筋肉があります。
前脛骨筋です。
この筋肉は、足首を曲げてつま先を上げる筋肉です。
もし、これが弱ってくると、つま先が垂れ下がった状態になりやすくなります。
歩くときにつま先が上がっていないと、少しの段差に引っかかるようになります。
前脛骨筋のトレーニング
トゥレイズ
- 椅子に腰掛け座ります。
- かかとを床につけたまま、つま先を目一杯上げていきます。
- 上げたら3秒ほどキープします。
- ゆっくり降ろしていきます。
- これを繰り返します。
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小さな段差でつまずくのを防ぐには筋トレが重要
このように
- 大腰筋
- 脚の筋肉
- 前脛骨筋
の筋力の低下でつまずく場合、それを防ぐには筋トレが重要です。
筋力が弱ってつまずきだしてから鍛えても、なかなか筋力はつきません。
それまでの若い時期に鍛えておくことが重要です。
若いときというのは、筋肉が付きやすい時期です。
この時期に、どれだけ筋肉をつけて、貯筋しておくかが重要になりますね。
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