今年の3月に、時計を購入しました。
購入したのは
です。
この時計は電池式の時計ではなく、手巻きと自動巻きの機械式時計です。
機械式時計の自動巻きは、手の動きによって振り子がクルクル回り、自動的にゼンマイが巻かれる時計です。
腕に時計をつけて、日常生活を送っているうちに、ゼンマイが巻かれて時計が動くようになります。
手巻きは、リューズのところをクルクル回すことで、ゼンマイが巻かれていく時計です。
この時計は、その両方を持ち合わせている時計です。
なぜ機械式時計を選んだのか?
不便だから愛着が湧いてくる
クォーツ時計なら、置いておいても止まることはありませんし、時刻がずれてくることも、ほとんどありません。
しかし、機械式時計は、2日ほど時計をしていないと、止まってしまっています。
時刻を合わせても、毎日、少しずつズレてきます。
不便な時計といえるでしょう。
しかし、その不便さがいいのです。
腕に着けていないと止まってしまいますので、毎日常に身につけるようになります。
毎朝手でゼンマイを巻いて、時々、時刻も合わさないといけないので、愛着も湧いてきます。
そのため、以前は全くしなかった、時計を磨くということをするようになりました。
磨くときはセーム革を使っています。
職人の技が見える
この時計は、裏がシースルーバックになっていますので、時計が動いている様子がわかります。
電池がないのに、動いている様子を見ると、不思議な感じがします。
職人さんの技術を目にすることができます。
文字盤の中には、小さな文字盤があるクロノグラフの時計です。
ストップウォッチ機能を内蔵しています。
といっても、ストップウォッチ機能は使うことはなく、見た目がカッコイイということで、このクロノグラフの時計にしました。
高いけど安い時計
機械式時計は電池がなくても、メンテナンスをしていれば、ずっと使い続けられるというのがいいところです。
そのため、資産価値があります。
- ロレックス
- パテックフィリップ
- オーデマピゲ
などのブランド力のある時計は、値上がりするものが多くあります。
もちろん、それなりのお値段がしますので、なかなか手が出しづらいところです。
しかし、たとえ100万円で買ったとしても、5年身につけて楽しんでも、120万円で売れれば、定期預金にするよりお得で、さらに楽しむこともできます。
値下がりしたとしても、よほどタイミングが悪くなければ、大きな値下がりはありません。
5年後に90万円でしか売れなかったとしても、10万円で100万円の時計を楽しむことが できたと思えば、そう高い感じはしません。
年間2万円で、100万円の時計を借りられるというイメージでしょう。
そのため、時計を購入するのであれば、ちょっと無理をしてでも、ブランド力のある、いい時計を買っておくほうが、価格が高かったとしても、売却したときには実質かなり安くなったり、逆に値上がりして得をすることもあるでしょう。
コスパのいいセイコーの時計
というのはわかっているのですが、やはり、時計に大金を使う勇気がなくて、私はセイコーの時計を選びました。
セイコーは、ムーブメント(時計の駆動装置)から製品開発・設計を行い、部品製造から組み立てを行っている世界でも数少ない「マニュファクチュール」のひとつです。
技術力は、世界トップクラスの時計メーカーです。
そんな高い技術力をもっていながら、1万円以下で買える機械式腕時計を販売していたり、逆に5000万円の超高価な時計を販売していたりしています。
高級時計ブランドの会社では、価格の高い時計のみ販売していて、1万円などの安い時計は販売していません。
そういう会社と比べると、やはりセイコーは安い時計を売っているというイメージのブランドとなってしまいます。
しかし、それがあるからこそ、他の会社では高くなるような品質の良い時計でも、安く購入することができます。
コスパのいい時計が多いのです。
セイコー5という機械式時計は、1万円ほどで購入できるコスパのいい機械式時計として知られています。
高級ブランドのブランドにお金を出すのも時計購入の方法の一つですが、高品質のものを安く購入するというのも方法の一つで、それがセイコーの時計だと思います。
日本の時計メーカーですので、これからもいい時計をたくさん作って、頑張って欲しいですね。