中学生になる娘は、格闘技に興味があり、現在フルコンタクト空手をやっています。
将来的には、プロボクシングもやってみたいようなので、少し女子プロボクシングについて調べてみました。
現在女子のプロボクシングを運営しているのは
- JBC 一般財団法人日本ボクシングコミッション
です。
女性も、プロボクサーになるには、「日本ボクシングコミッション(JBC)認定のプロテストを受けてライセンスを取得します。
そのため、日本プロボクシング協会(JPBA)加盟のジムに入会します。
そこでしっかりと練習を積んで、ジムの推薦を受けてプロテストを受けることになります。
筆記試験や実技試験のスパーリング、頭のCT検査、30歳以上はMRI検査や妊娠検査身体検査を受けて合格すればライセンスが交付されることになります。
男子と変わりなく非常に厳しいテストですので、量も質も並外れた練習が必要になるでしょう。
女子プロボクシング競技人口
2014年は2403名がボクサー・ライセンスを取得していました。
種別内訳はA級が男子478名・女子26名、B級男子196名・女子5名、C級男子1419名・女子57名となっています。ちなみに、2014年度のプロテスト受験状況は男子がC級:受験599名(合格453名・合格率75.6%)/B級:受験11名(合格11名・合格率100%)、女子がC級:受験22名(合格20名・合格率90.9%)/B級:受験0名でした。
女子はまだまだ男子と比べると少ない状況です。
最近女子格闘技では、女子選手の活躍や、バラエティ番組での活躍などで、少しずつ盛り上がっているように感じます。
女子プロボクシングも、競技人口が増えてくるのかどうかを見ていく必要があります。
女子 ボクシング ルール
女子ボクシングの階級
1 アトム級 ( A ) 102ポンド(46.26キロ)以下 2 ミニ・フライ級 ( M.F ) 102ポンド超え105ポンド(47.62キロ)まで 3 ライト・フライ級 ( L.F ) 105ポンド超え108ポンド(48.97キロ)まで 4 フライ級 ( F ) 108ポンド超え112ポンド(50.80キロ)まで 5 スーパー・フライ級 ( S.F ) 112ポンド超え115ポンド(52.16キロ)まで 6 バンタム級 ( B ) 115ポンド超え118ポンド(53.52キロ)まで 7 スーパー・バンタム級 ( S.B ) 118ポンド超え122ポンド(55.34キロ)まで 8 フェザー級 ( Fe ) 122ポンド超え126ポンド(57.15キロ)まで 9 スーパー・フェザー級 ( S.Fe ) 126ポンド超え130ポンド(58.97キロ)まで 10 ライト級 ( L ) 130ポンド超え135ポンド(61.23キロ)まで 11 スーパー・ライト級 ( S.L ) 135ポンド超え140ポンド(63.50キロ)まで 12 ウエルター級 ( W ) 140ポンド超え147ポンド(66.68キロ)まで 13 スーパー・ウエルター級 ( S.W ) 147ポンド超え154ポンド(69.85キロ)まで 14 ミドル級 ( M ) 154ポンド超え160ポンド(72.57キロ)まで 15 スーパー・ミドル級 ( S.M ) 160ポンド超え168ポンド(76.20キロ)まで 16 ライト・ヘビー級 ( L.H ) 168ポンド超え175ポンド(79.38キロ)まで 17 ヘビー級 ( H ) 175ポンド超え無制限
男子と同じ17階級なのですが、男子にはない軽い階級のアトム級があり、クルーザー級がないのが違いです。
階級の体重は男女ともにほぼ同じとなっています。
ラウンド
新しく公認となった女子ボクシングは、1ラウンド2分、インターバル1分という決まりになっています。
女子の場合は世界タイトルマッチ(WBA、WBC、IBF、WBO)は10回戦で行われます。それ以外は男子とほぼ同じです。
男子との体力の差がありますので、1ラウンドあたり1分短くなっています。
日本王座戦は8回戦で、世界タイトルマッチは10回戦と2回戦少なくなっています。
グローブ
一番軽いアトム級からフェザー級(57.1キロ)までは片方8オンス(227グラム)、 フェザー級(57.1キロ)を超える契約ウエイトの場合は片方10オンス(283.5グラム)のグローブを使用します。
もちろん、スーパー・フェザー級(58.97キロ)からヘビー級も同様に片方10オンスのグローブを使用します。
男子と同様に軽量級は8オンス、重量級は10オンスのグローブとなっています。
女子プロボクシングファイトマネー
女子のプロボクサーの数は増えていますが、やはり絶対数が少ないため、試合数やファイトマネーは少ないようです。
女子プロボクサーといっても、男子同様に、ボクシングだけで稼いで暮らすには難しいようです。
アルバイトなどをしながら夢を目指すという形がほとんどでしょう。
今後競技人口が増えてきて、世界で活躍する選手が増え、試合やバラエティ番組などのテレビなどにでて、認知度が上がってくると、少しは改善されるかもしれませんね。
女子プロボクシング動画
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